
CryptoNinjaって盛り上がってるみたいだけど何?そもそもNFTって?
今回はこんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- CryptoNinjaの基礎知識
- CryptoNinjaのに起こった様々な事件と盛り上がりの理由
- CryptoNinjaが日本のNFT界に与えた影響
この記事を書いている私もCryptoNinjaの影響でNFTを始めて、CryptoKyotoというコレクションを運営しています。


この記事では、NFTとCryptoNinjaについて分かりやすく解説していきます。
CryptoNinjaを知らない人はもちろん、既に知っている人も楽しんでください。
はじめに


NFTとは
CryptoNinjaはNFTです。
ほとんどの方は「NFT?」となっていると思いますので、ここではNFTについて簡単に解説します。
NFTとは「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略です。
Fungibleは代替、Tokenは代用貨幣、引換券という意味です。
Non Fungible Token、すなわち非代替性トークンと訳されます。
簡単にいうと「所有できるデジタルデータ」です。
現在の日本の法律ではデジタルデータに所有権は認められていませんので、正確ではないですが、イメージとしては「所有できるデジタルデータ」です。
NFTは所有していることがブロックチェーン上に記録されますので、誰が見ても所有していることが明らかです。
そんなNFTの何が凄いのか、技術等ももちろんですが、特筆すべきは資産価値です。
2021年3月にBeepleという方の作品が75億円で落札されました。
それ以外にもCryptopunksやBAYCというものは常に1,000万円を超える金額で取引をされています。
そして海外ではそれらのNFTを担保にお金を借りることが出来るなど資産価値も認められています。
NFTは日本ではまだまだですが、海外では単なるデジタルアートではなく、ファッションアイテムやコミュニティへの参加証として広く認知され始めています。
CryptoNinjaの基礎
CryptoNinjaは2021年9月15日、一つのツイートから始まります。
インフルエンサーのイケハヤさんがプロデユースしていることが分かり、瞬く間に話題となりました。
デザイナーはRii2/リツさん、二人で忍者のNFTコレクションを始めることが発表されました。
CryptoNinjaとはイケハヤさんとRii2/リツさんが運営する忍者をテーマにしたNFTのコレクションです。
於兎(うか)ちゃんとの出会い


於兎(うか)ちゃんとは
順調なスタートを切ったCryptoNinjaですが非常に重要な出会いが訪れます。
於兎ちゃんとその初代ホルダーであるチビ画伯さんです。
於兎ちゃんとは正式名称「CryptoNinja#006」、つまりコレクションの6体目です。
そのカワイイ見た目から人気ナンバーワンを常に争う人気キャラクターです。
加えて、於兎ちゃんがチビ画伯さんに渡るまでのストーリー、その後のチビ画伯さんのCryptoNinjaへの多大なる貢献はCryptoNinjaにとって非常に大きな財産となります。
金額ではなくストーリーで選んだ於兎ちゃんのホルダー
NFTには下記3種類の売り方があります。
- 固定価格で販売する。
- オークション形式で販売する。
- オファー形式で販売する。
CryptoNinjaは基本的に③の方法で販売しています。
オファー形式とは書いたい人が金額をオファーし、その中から売る側が選ぶというものです。
オークション形式と違い、高いオファーを出した方が買えるのではなく、あくまでも売る側が売りたい人に売るという売り方です。
於兎ちゃんに関しても明らかに高いオファーがありましたが、7歳の女の子が自分のNFTを販売したお金でオファーをしているというストーリーにイケハヤさんは胸を打たれました。
結果、0.09ETH(約4万円)でチビ画伯さんに渡りました。
このストーリーは日本のNFT界に衝撃を与えました。
その後、色んなところで同じように金額ではなく、人で選ぶという販売方式が選択されました。
CryptoNinjaはお金を出せば誰でも買えるものではない。大事なのはストーリー。
CryptoNinjaを支えるNinjaDAOについて


DAOとは
CryptoNinjaの盛り上がりはNinjaDAOによるところが非常に大きいです。
次に「DAO」について解説していきます。
DAOとはdecentralized(分散型) autonomous(自主的) organization(組織)の略で、「自律分散型組織」と訳されます。
DAOは新しい時代の組織のあり方です。
会社は経営者が意思決定を行いますが、DAOではブロックチェーン上の投票で意思決定を行います。
ピラミッド型の会社と違い、フラットな組織を形成します。
ただ現状のNinjaDAOはイケハヤさんが意思決定をしており、正確な意味でのDAOではありません。
そのことを認めた上で、今後正確な意味でのDAOにしていきたいと発言されています。
NinjaDAOの盛り上がり
NinjaDAOは2021年9月26日にスタートし、3ヶ月後にはおよそ8,000人が参加するコミュニテイとなっています。
Discordというアプリを使用して運営されています。
この中では二次創作やゲームや漫画、小説などCryptoNinjaに関する様々なプロジェクトがはしっています。
特徴はイケハヤさんがほぼ関わっていないプロジェクトも多くあり、各自が誰に言われるでもなく楽しんでプロジェクトに取り組んでいることです。
私もNinjaDAOに入っていますが、あまりに多くのプロジェクトがはしっていて全てを追うことは出来ていません。
2022年にはリアルでのイベントやゲームなど多くのプロジェクトが実現されることは間違いありません。
NFT初心者の質問にもチビ画伯さんや多くの方が優しく答えてくれますので、本当に有料級です。
CryptoNinjaやNFTに興味を持っている方はこちらから入って下さい。もちろん無料です。→NinjaDAO
二次創作の自由化


CryptoNinjaは二次創作を原則認めています。(ガイドラインはこちら)
これは従来のIPと比べて非常に大きな違いです。
海外のNFTに対抗するための策であり、現在のIPビジネスに一石を投じるものでもあります。
これにより多くのクリエイターが二次創作をし、高いものでは1ETH(約40万円)で売れたNFTも誕生しました。
イケハヤさんはCryptoNinjaの二次創作で生活出来るクリエイターが生まれれば嬉しいと発言されており、そんな日が来るのも近いでしょう。
CryptoNinjaは原則、二次創作OK。みなさん二次創作でどんどん稼ぎましょう!
海外進出


CryptoNinjaの貢献もあり、日本国内のNFTもずいぶん盛り上がりました。
しかし、海外と比べるとゴマ粒程度です。
イケハヤさんは当初からこのことに危機感を感じていて、海外への営業を続けられていました。
その努力が遂に実を結んだのがこの章のタイトルに描かれている「CryptoNinja #013」です。
「CryptoNinja #013」は海外の有名コレクター(Apesian)手に渡りました。
このことはCryptoNinjaにとって非常に大きなことです。
加えて日本のNFTクリエイターに海外に目を向けなければならないという認識を植え付けました。
NFTで勝負するには海外コレクターへのリーチは必須!
メンディー、ゴメンディー


第一次メンディー
ある日のイケハヤさんのVoicyでこんな発言がありました。
「すごい有名な人からCryptoNinjaにオファーがあったんだけど、絶対偽物だと思って断った」と。
実は関口メンディーさんご本人だったのです。
このことが分かり、すぐ次の作品が無事にメンディーさんに譲られました。
その後、メンディーさんは二次流通がコレクションの価値を高めることが分かった上で売却されます。
この一連のながれを見て、更にメンディーさんのファンは増えたことは間違いありません。
そして「CryptoNinja #014」には関口メンディーさんが所有していたことが永遠に刻まれました。
第二次メンディー
#14を手離した関口メンディーさんでしたが、再度Ninjaホルダーになります。
記念すべき20体目のオーナーになります。
次の章で解説しますが、20体目はチャリティーオークションでの販売となりました。
関口メンディーさんはオークションで競り落とし、改めてCryptoNinjaホルダーとなりました。
先ほどのNinjaDaoでは時々メンディーさんが現れます。
海外でもNBAのスーパースターであるステフィン・カリーがBAYCのホルダーであることをSNS上で明らかにしました。
NFTコレクションにとってセレブリティにリーチすることは非常に重要なことであり、関口メンディーさんというセレブリティが2度もホルダーになったということは非常に大きな出来事です。
関口メンディーさんはCryptoNinjaを2度購入しています。
チャリティー


CryptoNinjaはNFTにチャリティーという新たな価値を与えました。
エイズ孤児支援NGO・PLASを設立し、代表を務める門田瑠衣子さんが主催するチャリティーオークションにNFTを提供したのです。
提供したNFTはこの章のタイトルの部分に描かれているもので、正にチャリティーにピッタリのデザイン。
NFTをチャリティーに活用するには税務上などに多くの課題があるということではありますが、NFTとチャリティーは非常に相性が良いことを証明しました。
NFTの運営にとってはブランディングとなり、団体側にはチャリティーとしての収入が入る、正にwin-winの関係であり、日本のNFT界が盛り上がる一つの起爆剤になり得ます。
NFTとチャリティーは相性は抜群ですが、取り扱いはむずかしい。
CNGT(トークン)の発行


CryptoNinjaはCNGT(クリプトニンジャガバナンストークン)というガバナンストークンを発行しました。
これはあくまでもガバナンストークンであり、金銭的な価値はありません。
使用目的はNinjaDAO内での投票です。
今後、DAO化をすすめていき、さまざまな意思決定はこのトークンによる投票で行うとしています。
コミュニティに貢献した人に多くのトークンを配布し、トークンを持つ人は意思決定へ強い影響力を持ちます。
海外での事例では、このようなトークンに価値が付き、DAOで働いた報酬はトークンで受け取るというような新たな経済体系も生まれています。
現状、CNGTが金銭的な価値を持たないとしても、このような新たな取り組みをすることは非常に素晴らしく、おそらく、日本の他のNFTコレクションが同じようにトークンを発行するようになるでしょう。
CryptoNinjaによるCNGTは日本のトークンエコノミーの先駆けとなるでしょう。
まとめ・そしてこれからのCryptoNinja


今やCryptoNinjaは日本のNFT界を引っ張っていく存在です。
2022年にはゲーム、リアルイベント、漫画などNFTの枠にとらわれないキャラクタービジネスとして成長していくことでしょう。
そんな裏側が無料でのぞけるNinjaDAO、是非一緒に参加しましょう!!
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